研究課題
基盤研究(C)
本研究は神経活動依存的なトレーシング法を用いて認知機能に重要な視床―前頭野投射を可視化し、その同定された投射の2光子カルシウムイメージングを行う。この研究により、認知機能に重要な視床核が明らかになり、その核から前頭野に投射する情報を詳細に解析することが可能になる。さらに本研究では、統合失調症および自閉症スペクトラム障害の責任因子としてそれぞれゲノムワイドの有意性が再現されている唯一の遺伝子である、Setd1aおよびCHD8のヘテロノックアウト系統を用いる。従って本研究は、遺伝的に蓋然性の高い精神疾患モデル動物と、最先端のイメージング技術を融合する、独自かつ創造的な研究課題である。