研究課題
基盤研究(C)
非冬眠動物であるマウスの視床下部の小領域である前腹側脳室周囲核に存在するQrfp発現ニューロン(Qニューロン)を特異的に興奮性操作することで冬眠様状態を誘導することができるが、このQニューロンがどのようなメカニズムでセットポイントを調節して低体温を引き起こすのかについては未だ明らかになっていない。本研究では神経回路トレーシングによってQニューロンに入出力する神経回路を組織学的に明らかにし、生理的に体温調節を行う神経回路との関連を明らかにし、光遺伝学的手法や化学遺伝学的手法を用いてQニューロンの下流経路を操作し、Qニューロンの作動メカニズムを明らかにすることを目指す。