カルシウム透過型AMPA受容体の活性化に基づく注視のメカニズム

• 研究課題/領域番号: 24K09698
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分46030:神経機能学関連
• 研究機関: 奈良県立医科大学
• 研究代表者: 齋藤 康彦 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (70290913)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 神経積分器 / 舌下神経前位核 / GluA1 / CALI法 / 興奮性神経ネットワーク

研究開始時の研究の概要

脳幹の舌下神経前位核（PHN）は水平性の注視に関与しており、研究代表者らのこれまでの研究にから、注視に関与するPHNの興奮性ネットワークの持続的な活性化がCa2+透過型AMPA受容体（CP-AMPA）を起点として生じることが明らかになった。本研究は、CP-AMPA受容体を構成するGluA1サブユニットを光によって不活性化する分子操作技術（CALI法）を用いてCP-AMPAの機能を阻害したときに、CP-AMPAによる電流応答に変化がみられるのかをin vitroスライス標本にて検証し、in vivoにおいて注視障害が生じるのかを調べることで、CP-AMAPに基づく注視のメカニズムを明らかにする。