研究課題
基盤研究(C)
可視光レドックス触媒反応は、近年急速に発展している省エネルギー光分子変換手法のひとつである。しかしながら、その多くは青色光(430-500 nm)の照射により駆動され、より低エネルギー(長波長)領域にある赤色光(620-700 nm)を利用する反応は未だ一般的ではない。本研究では、我々が開発してきたポルフィリン錯体をモチーフとして、次世代の省エネルギー分子変換を拓く高活性赤色光レドックス触媒及び赤色光駆動ラジカル反応の創出と、その実践的活用に基づく医薬資源生物活性天然物の全合成に挑む。