研究課題
基盤研究(C)
反応性の高いラジカルは、極性反応には困難な分子合成を可能にする。しかし、望まない生成物を予期せず与えることも多く、化学選択性の予測と制御法の確立は長年の課題である。 ラジカルの反応性を推定する指標としてラジカルフィリシティが知られており、一般にラジカル種の求電子性または求核性が評価されている。しかし、基質(反応点)の反応性を加味した評価法はなく、化学選択性の予測は困難な状況にある。そこで、本研究では我々が萌芽的に見出した方法論を基盤に化学選択性の予測と制御を可能にする実践的な指針を創出する。