研究課題
基盤研究(C)
本研究では、mRNAの吸入粉末製剤化に当たり、関連する個々の物理的ストレスに対するmRNAの安定性を明らかにしつつ、種々の粉末製剤化を試み、保護剤として脂質ナノ粒子 (LNP)含有の必要性ならびに室温での長期保存の可能性を検証する。これらの結果を基に、LNP不含あるいは含有で有効な吸入mRNA粉末剤の開発・評価に展開していく。 処方・製造法の比較検証から選抜したmRNA粉末剤について、気液界面培養細胞層および小動物の肺内への分散添加・投与により、実際の作用環境を模倣してin vitro/in vivoでの遺伝子発現効果・安全性を評価し、mRNA液剤による作用との相違も含めて有用性を検証する。