研究課題
基盤研究(C)
プロセス分析技術(process analytical technology, PAT)は、医薬品の実生産において、製剤やその中間品の品質をリアルタイムでモニタリングするための分析技術である。医薬品の製剤化検討がますます高度化する中で、近年、PATの技術革新にも大きな注目が集まっている。そこで、本研究では、時間領域NMR (TD-NMR)および多変量統計的プロセス管理 (MSPC)法による優れたプロセス管理能を融合して、PAT実装を想定したハイスループットな革新的製剤物性評価技術の開発を推進する。構築された新規技術は、品質が保証された医薬品を製造するための極めて重要な基盤技術になる。