研究課題
基盤研究(C)
立体構造予測ソフトウェアAlphafold2のマルチマー構造予測を用いて、新規のオリゴマー分子をデザインする方法論を開発する。実際に抗体Fab、DnaTなどのタンパク分子を利用し、デザインしたS-S結合導入型オリゴマー、ホモ二量体型Fab、ヘテロ二量体型Fab、抗体酵素コンジュゲート複合体などを作製し、予測通りのオリゴマー構造および機能を持っているかを実験的に検証する。新規オリゴマーのデザインが可能であれば、二価性抗体や抗体-酵素コンジュゲート誘導体(ADEPT)などのタンパク質複合体の創製に利用でき、現在タンパク質医薬品の分野で注目されている技術開発に貢献できる。