研究課題
基盤研究(C)
野生型ATTRアミロイドーシスは、トランスサイレチン(TTR)から構成されたアミロイドが心臓などの特定の臓器に加齢に伴い沈着する。これまでの研究では、TTRアミロイドが沈着臓器の指向性を示すメカニズムは明らかになっていない。本研究では、TTRアミロイドが沈着する組織の微小環境の特性を規定する分子を同定し、同定した分子の加齢による発現および活性の変化がTTRアミロイド沈着を誘導するか明らかにする。本研究で同定する分子は、野生型ATTRアミロイドーシスの診断法および治療薬開発のための新たな標的になると期待される。