研究課題
基盤研究(C)
人生100年時代を迎える我が国においては、健康寿命の延伸が喫緊の課題である。しかし、老化による筋肉減少に伴う運動機能の低下は、さらなる疾患発症の起点となりうる。老化の主な原因の一つとして過剰な活性酸素があげられることから、活性酸素の産生制御が老化疾患の予防において重要であると考えられる。申請者らはこれまでに、カテキンの誘導体「平面型カテキン」を合成し、その抗酸化能力が通常のカテキンの10倍にもなることを実証してきた。本研究では、平面型カテキンを用いた老化疾患の予防、特に年齢に伴う筋萎縮抑制効果を検討する。