研究課題
基盤研究(C)
本研究ではこれまでほとんど解析が進んでいない高脂肪食摂取マウスのプレシナプスにおける形態変化やシグナル伝達変化について解析する。プレシナプスは神経伝達物質の濃縮や放出といった、シグナル伝達の起因子としての機能を担っており、その変化を捉えることで、シグナル伝達の全貌解明につながる研究と位置付けている。具体的には動物に長期間高脂肪食を摂取させ、その行動実験、形態学的解析や生化学的実験から、シグナル伝達変化を分子レベルで解析する。特に生化学的解析としては、脂質組成や、神経伝達物質の取り込み、放出変化、タンパク質の発現変化の解析を考えている。