研究課題
基盤研究(C)
最近、脳の慢性炎症がうつ病の病態に深く関わると考えられるようになり、ミクログリアの活性化が注目されている。α1,6フコース糖転移酵素(Fut8)欠損またはヘテロ欠損マウスの脳組織においてミクログリアが活性化されること、さらに、L-フコースを経口投与することによりミクログリアの活性化を抑制できることを明らかにしたことを基に、糖鎖補充による糖鎖構造の変化誘導で、うつ病を予防できるとの仮説をたて、L-フコース投与による慢性ストレス誘導に対するうつ病発症予防効果とその機序を明らかにする。