研究課題
基盤研究(C)
コンドロイチン硫酸(CS)糖鎖は、直鎖状の硫酸化糖鎖で、コアタンパク質に共有結合したプロテオグリカン(PG)として生体内に存在している。CS糖鎖は、線虫からショウジョウバエ、ほ乳動物まで種を超えて基本構造やその機能は保存されており、CS糖鎖を欠損させると、初期胚の細胞質分裂の結果、致死となることから、生体内においてCS糖鎖は、重要な機能を担っている。しかし、線虫とほ乳動物では、相同性のあるPGは存在せず、どのような機構でCSPGが細胞質分裂を制御するのかは未だ不明である。そこで申請者は、遺伝子改変が容易なショウジョウバエを用いて新規のCSPGの同定およびその破綻による機能解明を目指す。