研究課題
基盤研究(C)
本プロジェクトでは、アルツハイマー病(AD)を標的とした新規MOA(Mode of Action)による治療法確立に向けたAD病態発症機序の解明を目指す。AD患者の特徴として、1)Amyloid-β(Aβ)の凝集・沈着、2)Tau蛋白の過剰リン酸化、を主因とするAD中核症状(認知機能障害)ならびにAD周辺症状(うつ症状・不安症状・攻撃性症状などの精神機能障害)の出現が報告されている。本プロジェクトでは、ADモデルマウス(APP-KIマウス、P301S変異ヒトタウ遺伝子導入(PS19)マウス)ならびにKATP(Kir6.1/Kir6.2)チャネル欠損マウスを用いて、KATPチャネルのADの病態発症機序に関する病態生理学的役割について解明し、AD新規治療戦略の構築を目指す。