研究課題
基盤研究(C)
研究代表者は、平成28-30年度基盤研究(C)の助成を受け、CSPG4に対するヒト型リコンビナントFabのIgG化を行い、CSPG4を分子標的としたがん治療における有用性について検討した。さらに、平成31-令和3年度基盤研究(C)の助成を受け、血清中抗CSPG4自己抗体のがんバイオマーカーとして有用性について検討した。本研究では、これまでの研究をさらに発展させるべく血清中遊離型CSPG4に着目した。酵素免疫測定系の構築とがん患者血清中量の測定により、遊離型CSPG4が早期がん診断マーカーとなりうるか、あるいはがん化学療法の効果判定や予後予測マーカーとなりうるかについて検討を行う。