研究課題
基盤研究(C)
本研究では分子標的薬の血中濃度をバイオマーカーとして、有効性や副作用発現の指標となる有効濃度範囲(最小有効濃度と最小中毒濃度)を明らかにし、この有効濃度を指標に投与量の調節を図る治療法を確立する。対象薬剤はVEGFR2阻害作用を持つカボザンチニブ、レンバチニブ、バンデタニブ、ポナチニブとする。また血中濃度の個人差の原因と考えられる薬物動態関連遺伝子多型を解析し、算出された標的濃度から患者遺伝子多型のマーカーに適した投与量を算出し、層別化治療法を確立する。