研究課題
基盤研究(C)
ストレス関連精神障害は現代社会が解決すべき喫緊の課題である。しかし、既存の抗うつ薬は薬効が不充分で再発率も高く、発症と再発を防ぐ新しい観点から治療法開発が必要である。この達成には復元力・回復力(レジリエンス)の分子実体と作用機序の解明が必要である。申請者は最近、プロラクチン放出ペプチドがうつ行動・恐怖反応を減弱させるレジリエンス因子の実体である事を見出したが、作用機構は未解明である。本研究はストレスによる変容からの回復機序の解明とストレス関連精神障害の新たな治療法の開発に寄与する。