研究課題
基盤研究(C)
関節リウマチは滑膜炎を病変の主座とし、骨破壊を必発する自己免疫疾患である。炎症性サイトカインに対する生物学的製剤やJAK阻害剤の台頭により寛解導入が可能になったが、敗血症や結核など重篤な副作用が課題であり、関節リウマチ治療の新しい創薬戦略が求められている。本研究では、関節リウマチの滑膜において、樹状細胞由来の破骨細胞のカテプシンEが、MCT4に結合しているCD147をプロセッシングし、過剰な乳酸とH+の分泌をひき起こすという仮説を立証することである。