研究課題
基盤研究(C)
我々の研究グループは、初めてドーパミン作動性神経に特異的に発現しているTHがαSynの136番目のチロシン残基をDOPA化(Y136DOPA αSyn)し、神経毒性の強いオリゴマー形成を促進することを発見した。一方で、どのようなメカニズムでDOPA化αSynがオリゴマー形成を促進するのか、また、オリゴマーがきたす神経変性の機構については未だに不明である。本研究では、構造生物学的手法に個体と細胞レベルの解析を組み合わせて、Y136DOPA αSynがオリゴマー形成に与える影響、ドーパミン作動性神経への毒性とマウス運動に与える影響を詳細に解析することでPD発症の分子機構の解明を目指す。