研究課題
基盤研究(C)
機械刺激は外界からだけでなく、生体内でも様々な刺激が生体機能の調節に寄与する。機械刺激受容体のPIEZO1は肝臓の中でも特に肝星細胞に多く発現しているが、肝星細胞における機能は不明である。また肝星細胞は様々な肝機能に関わることが知られているが、機械刺激がそれらに影響する機序は不明な点が多い。そこで本研究では肝星細胞がPIEZO1を介して機械刺激を受容し応答する機構、および肝再生や肝疾患に寄与する機構の解明を目指す。手法としては、NGS解析を中心に、各種の肝再生・肝線維化の指標を組み合わせて評価を行う。本研究によって、生体内の機械刺激が臓器の機能を制御する新たな機構が明らかになると考えられる。