研究課題
基盤研究(C)
心不全、心筋症の発症には心筋ミトコンドリアでのATP需給バランスの破綻が大きく寄与するが、ミトコンドリア機能を標的とした治療法は確立されていない。研究代表者らは、心筋細胞において細胞保護的に働くATP産生制御因子G0S2を同定し、そのタンパク質分解阻害活性をもつ新規化合物、G0S2活性化剤の同定に成功した。本研究では、G0S2活性化剤の作用機序を生化学的に検討し、疾患動物モデルを用いた代謝評価実験系の確立により、動物での治療効果の確認を目指す。