研究課題
基盤研究(C)
近年のがんや自己免疫疾患の発症率の上昇は、ライフスタイルの多様化が関係していることは間違いなく、さまざまな生活様式の中で生体が受ける代謝ストレスが長期間にわたり免疫細胞に刻み込まれることがこれら疾患の罹患率に強く反映すると考えられる。そこで本研究では、がんをはじめとする多種多様な免疫疾患がなぜ発症し、患者による病態の違いはどこに由来するのかという根源的な疑問に対し、「代謝ストレスが免疫系にどのような時空間的影響を及ぼすか」という問いへと落とし込むことで、新たな解析アプローチを使い免疫関連疾患発症の要因を突き止め、それをベースとして新規治療ターゲットの創出を目指す。