鼻副鼻腔癌における治療層別化を目指した分子病理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号	24K10135
研究種目	基盤研究(C)
配分区分	基金
応募区分	一般
審査区分	小区分49020:人体病理学関連
研究機関	愛知県がんセンター(研究所)
研究代表者	佐々木英一愛知県がんセンター(研究所), 腫瘍免疫制御TR分野, 研究員 (00817116)
研究期間 (年度)	2024-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス	交付 (2024年度)
配分額 *注記	4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円) 2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円) 2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円) 2024年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード	鼻副鼻腔癌 / EGFR / HPV / 乳頭腫
研究開始時の研究の概要	鼻副鼻腔領域の良性乳頭腫病変では、内反性乳頭腫にEGFR遺伝子変異、好酸性乳頭腫にKRAS遺伝子変異が高率に検出される。またこれらの乳頭腫は一定の頻度で癌化をきたすことから、鼻副鼻腔癌の前駆病変として知られている。申請者らは先行研究において、乳頭腫に由来する癌は、鼻副鼻腔癌の約30%を占めており、乳頭腫由来関連ではない副鼻腔癌に比べて予後が悪いことを明らかとした。しかしながら、鼻副鼻腔乳頭腫の癌化メカニズムはまだ不明である。本研究では鼻副鼻腔乳頭腫由来癌において病理組織学的検討、免疫組織化学的検索、遺伝子解析を行い、鼻副鼻腔乳頭腫の悪性化に関わる機序の解明とそれらに基づく治療法の確立を目指す。