研究課題
基盤研究(C)
本研究は、転写因子AがCD30遺伝子座近傍のスーパーエンハンサーに結合し、ループ構造を形成するメカニズムを中心に、CD30過剰発現リンパ腫に共通する普遍的メカニズムとしてCD30過剰発現機序の全容解明を目指す。NCBIの公共データベースに保存されているALCL16症例の網羅的遺伝子発現プロファイルを解析したところ、CD30遺伝子発現量と転写因子Aの遺伝子発現量には正の相関関係が認められた。従って、本研究の仮説が実証される可能性は非常に高いと考えられる。