炎症誘導分子の放出を介した免疫細胞浸潤の時空間的解析

• 研究課題/領域番号: 24K10159
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分49030:実験病理学関連
• 研究機関: 東邦大学
• 研究代表者: 村井 晋 東邦大学, 医学部, 講師 (90287540)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 生体イメージング / 腎障害モデル / DAMPs

研究開始時の研究の概要

ネクロプトーシスは非アポトーシス型細胞死である。これまでネクロプトーシスが炎症誘発分子の放出により様々な病態を増悪するとされてきたが生体内でこの仮説を証明した研究はない。申請者はこれまでの研究でネクロプトーシスを可視化できるトランスジェニックマウスを独自に作製し、組織内でのネクロプトーシス誘導の継時的観察に成功している。そこで本研究では炎症誘発分子であるHMGB1に注目し、マウス腎障害モデルにおいて、HMGB1による免疫細胞浸潤を独自の生体内イメージング法を用いて明らかにする。本研究はネクロプトーシスの炎症誘導機構の理解、そしてそれに基づく新たな治療法の開発に繋がると期待される。