研究課題
基盤研究(C)
骨格筋再生医療のための新規薬剤を探索するために、申請者は筋衛星細胞(MuSC)に注目をした。筋衛星細胞は、骨格筋の組織幹細胞であり、自己複製能をもつ。よって、筋衛星細胞は、細胞移植治療に適していると考えられる。本研究では、前脛骨筋損傷モデルマウスにおけるシングルセル解析を行い、筋衛星細胞(MuSC)と線維芽細胞(Fibroblast)相互作用に注目した。そこで、筋衛星細胞と線維芽細胞の間の相互作用(クロストーク)から、骨格筋再生へ誘導する候補因子を網羅的に探索する。その候補因子から、筋衛星細胞が分化・増殖する因子を特定し、新規の骨格筋再生への薬剤を特定することが目的である。