腎不全モデルを用いた基礎疾患合併時のMERS-CoV感染による病態への影響

• 研究課題/領域番号: 24K10182
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分49030:実験病理学関連
• 研究機関: 国立感染症研究所
• 研究代表者: 岩田 奈織子 国立感染症研究所, 感染病理部, 主任研究官 (10360695)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
• キーワード: 実験病理学

研究開始時の研究の概要

MERS-CoV (中東呼吸器症候群コロナウイルス) は 2012 年にサウジアラビアで初めて同定され、現在も流行が続いている。発症機序は未だ十分に解明されておらず、 基礎疾患を合併した場合には重症化のリスクがさらに高まる。特に透析現場での院内感染による感染拡大が懸念され、腎臓病患者の感染リスクは非常に高い。つまりMERS-CoV 感染のパンデミックを予防するには、腎臓病患者への適切な対策が必要である。しかし腎臓病と MERS-CoV 重症化の関連性はまだ解明されていないため、腎臓病発症 MERS-CoV 感染マウスモデルを用いて、腎臓病患者における MERS-CoV 感染のメカニズムを解明することを目指す。