研究課題
基盤研究(C)
マラリア原虫は蚊の体内で発育し、哺乳類への感染型であるスポロゾイトとなる。スポロゾイトは自律的に蚊の唾液腺に侵入し、蚊の吸血とともに哺乳類体内に打ち込まれ、血流に乗って肝臓へと到達、肝細胞に感染する。本研究はマラリア原虫の極めて効率の良い哺乳類への伝搬のメカニズムを明らかにするための足がかりとして、ロプトリーに局在するプロテアーゼ、プラスメプシンIXによるスポロゾイトのロプトリータンパク質のプロセシング機構を明らかにしようとしている。