研究課題
基盤研究(C)
未解明な点の多いRVの病原性や弱毒化には、複数のアミノ酸変異が複雑に関与しているとの報告があるものの、RVの遺伝子操作系の開発の遅れから、これらアミノ酸変異部位を狙った組換えRVの作製は困難であった。そこで本研究では、病原性、弱毒化に関わるアミノ酸部位を新規に同定し、我々が独自に開発したRV遺伝子操作系(11-プラスミドシステム)を駆使して、この同定したアミノ酸部位特異的に変異を加えた人工変異RVを作製し、in vitro および in vivoで病原性をダイレクトに検討する。RVの病原性、弱毒化に着目した本研究は、より安全性に優れた次世代ワクチンの創出につながるものと期待される。