研究課題
基盤研究(C)
新型コロナウイルスSARS-CoV-2によるパンデミックから3年以上が経過しているが、未だ多くの人が感染している。ワクチンや抗ウイルス薬の開発によって、多くの命が救われてきたが、免疫を回避する変異ウイルスや薬剤耐性ウイルスの出現リスクを考えると、感染予防や治療の次の一手を用意しておく必要がある。そこで本課題では「宿主免疫制御機構を担う制御性T細胞をCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の予防や治療へ利用することが可能か?」についてウイルス学・免疫学的観点から検証し、制御性T細胞を標的とした予防・治療法の開発の糸口を模索する。