研究課題
基盤研究(C)
ビタミンCはDNA脱メチル化酵素 (TET)を活性化してDNA脱メチル化を促進するが、CD8+ T細胞における役割は不明である。これまで申請者は、ビタミンC存在下でCD8+ T細胞を培養すると、DNA脱メチル化促進作用により転写因子Batf3の発現量が増加し、免疫応答が亢進することを見出してきた。そこで本研究では、ビタミンCにより脱メチル化を受けるゲノム領域を欠失したマウスを作製して、当該領域がBatf3の発現に関わるのかを検討する。さらに、in vitroのビタミンCではなく、生体内ビタミンCがCD8+ T細胞に及ぼす影響とビタミンCを用いた免疫療法の開発も検討する。