T細胞成熟における正の選択シグナルの閾値を制御するクロマチン構造の解明

• 研究課題/領域番号: 24K10276
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分49070:免疫学関連
• 研究機関: 東邦大学
• 研究代表者: 内藤 拓 東邦大学, 医学部, 准教授 (10568728)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: T細胞分化 / 胸腺 / TCRシグナル / クロマチン構造

研究開始時の研究の概要

T細胞は胸腺内分化における過程で、T細胞受容体（TCR）の抗原認識能に基づく正の選択および負の選択を受ける。前者は機能的なTCRを選別するのに重要であり、適切な強度のTCRシグナルを受容した細胞がさらなる分化へと進む。正の選択を起こすTCRシグナルについては理解が進んでいるが、シグナル強度が適切か否かを、クロマチンレベルで判別される機構については未解明である。本研究では正の選択のシグナル閾値が低下している変異マウスを材料として、in vitro、in vivoの細胞分化系とChIP-seqを組み合わせることにより、クロマチンレベルでの正の選択閾値の設定機構を解明することを目的とする。