Rif低分子量Gタンパク質による核膜変形の分子機構とその癌細胞浸潤における役割の解明

• 研究課題/領域番号: 24K10336
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分50010:腫瘍生物学関連
• 研究機関: 福島県立医科大学
• 研究代表者: 星 京香 福島県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (00726995)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: Rif低分子量Gタンパク質 / 核膜 / エメリン

研究開始時の研究の概要

癌浸潤において癌細胞は基底膜や間質などの狭い隙間を通過するために核を柔軟に変形させる。しかし、癌細胞が核を変形させる仕組みについてはほとんど明らかにされていない。研究代表者は、低分子量Gタンパク質Rifが癌細胞において過剰発現し、浸潤を促進させるとともに核膜を変形させることを見出している。本研究では、Rifによる核膜変形の分子機構とその癌細胞浸潤における役割を明らかにする。本研究により癌細胞のもつ浸潤・転移特性の理解が進み、転移による死亡率を低下させる新たな治療方法の開発に繋がることが期待される。