研究課題
基盤研究(C)
がん治療の際に出現する老化細胞が分泌するエクソソームとがんの悪性化の関係を明らかにするため、「老化細胞が分泌するエクソソームがどのようにがん細胞に影響を与えるのか?」を本研究課題の核心をなす学術的な「問い」として、申請者らが独自に同定した老化細胞特異的に高発現するタンパク質である EPN3について詳細な機能解析を行う。具体的には、(1) 老化細胞で高発現したEPN3がどのような分子機構でエクソソームを分泌するのか、(2) 分泌されたエクソソーム中のどういう分子が周辺細胞にDNA損傷を誘導するのか、そして、(3) 分泌されたエクソソームのがん細胞への影響、を明らかにする。