テロメラーゼ逆転写酵素による新規スプライシング制御機構の解明

• 研究課題/領域番号: 24K10371
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分50010:腫瘍生物学関連
• 研究機関: 国立研究開発法人国立がん研究センター
• 研究代表者: 町谷 充洋 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 研究員 (90759523)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: hTERT / RNA依存性RNAポリメラーゼ / スプライシング

研究開始時の研究の概要

申請者のグループは、テロメラーゼ逆転写酵素（hTERT）が、RNA依存性RNAポリメラーゼ (RdRP) 活性を示し、ゲノム内に形成されるRNA/DNAハイブリッド（R-loop構造）を制御することで、ゲノム安定性に寄与することを明らかにしてきた。さらに最近、RdRPがmRNA前駆体が形成するR-loopを標的にしている予備的知見を見出した。本研究では、hTERTのRdRP活性が標的とするRNAを網羅的に解析することで、RdRPによるR-loop制御がスプライシングに与える影響を明らかにし、RdRP活性によるスプライシング制御が、発がん過程に与える影響の分子基盤の解明を目指す。