研究課題
基盤研究(C)
CD8T細胞には、急性応答を担うeffecter CD8T細胞への分化と、慢性応答を担うstem-like CD8T細胞とterminally differentiated CD8T細胞への段階的な分化の2通りの分化経路が報告されているが、抗腫瘍免疫応答においてその分化運命が決定する場とメカニズムは不明である。申請者はこれまでに、CD69が所属リンパ節において腫瘍特異的CD8T細胞の分化運命決定を制御することを見出した。本研究では、所属リンパ節における腫瘍特異的CD8T細胞の急性応答と慢性応答の分化運命決定機構を明らかにすることにより、CD69の治療標的としての妥当性を担保する。