研究課題
基盤研究(C)
進行NASH肝癌に対する免疫化学療法の効果に関する詳細な機序は未だ明らかでない。NASH肝癌の微小環境の詳細な解明のために、Cre/loxPシステムを用い、CXCR6+の発現を調節するIL-15を細胞ごと、つまりT細胞、マクロファージ、肝細胞、線維芽細胞特異的に欠損させ、それを用いてSTAMマウスを作成することで、どの細胞が肝細胞癌に対する免疫療法のKeyであることを明らかにする。さらに腫瘍免疫にかかわるT細胞の活性化抑制蛋白であるGalectin9の欠損マウスを用い、NASH肝癌を誘発させ、その効果と免疫化学療法の抵抗性の原因の一つであるCXCR6+CD8+T細胞の組織での変化を解析する。