研究課題
基盤研究(C)
近年、腫瘍の免疫回避機構を克服するためにCAR-T療法が開発され、血液腫瘍に臨床応用され成功を収めている。しかし、固形がんにおけるCAR-T療法の有効性は依然として限られる。申請者は、固形がんの多くがB7-H3抗原を強発現することに着目し、TRM(Tissue resident memory)を多く含むiPSC由来T細胞にB7-H3-CARを搭載したTRM-B7-H3-CARrejTを作製し、様々な固形がんに対する殺細胞効果の基礎的検討を行い、多くの固形がん患者に迅速に使用できる強力なCAR-T療法に繋げることを目指す。