研究課題
基盤研究(C)
我々は、ケモカインCXCL14がCpG DNAと結合し、その複合体が樹状細胞を効率的に活性化することを解明し、その受容体を同定し、Ig superfamilyに属する分子とScavenger受容体がCpG DNAへの反応性をそれぞれ促進または抑制する役割を持つことを見出した。これらの結果から、CpG DNAの活性は細胞表面受容体のバランスによって制御されている可能性が示唆された。そこで、本研究では、それぞれのCXCL14/CpG DNA複合体受容体で異なる小胞輸送とCpG DNAへの結合特性を解析し、CpG DNAの活性を高めて腫瘍免疫増強作用をもつ抗がん剤の開発に役立つ基盤の確立を目指す。