エピジェネティクス制御とケモカイン受容体導入CAR-T細胞の併用療法の概念実証研究

• 研究課題/領域番号: 24K10451
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 北脇 年雄 京都大学, 医学研究科, 助教 (50378684)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: CAR-T細胞療法 / エピジェネティクス / ケモカイン受容体 / B細胞リンパ腫

研究開始時の研究の概要

キメラ抗原受容体T（CAR-T）細胞療法は、難治性の悪性リンパ腫の治療に革新をもたらした。しかし，すべてのリンパ腫患者がこの治療で治るわけではなく，治療後に再発する患者がまだ半数以上存在する。これまでの我々の研究により，リンパ腫細胞の遺伝子発現を制御するエピジェネティクス機構を薬剤で修飾すると，ケモカイン受容体を発現させたCAR-T細胞がそれに反応し，CAR-T細胞のリンパ腫病巣への遊走が促進され，より強力にリンパ腫細胞を攻撃することができる治療の開発につながる可能性が示唆された。この研究ではこの仮説に基づいて基礎的な実験を行い，この仮説を検証する。