研究課題
基盤研究(C)
本研究では、予後不良症例及び神経芽腫細胞株より見出された新規ALK融合遺伝子の機能を、ALKチロシンキナーゼの役割について検討するだけではなく、がん代謝に着目して解析し、新規治療標的を同定する。本研究では、先行研究で得られた結果を踏まえてALK F1174Lもしくは、ALK融合遺伝子を発現させた細胞株及び腫瘍モデルマウスを用いて、メタボローム解析をはじめとした多層性オミックス解析を行い、標的分子を抽出する。その後、創薬スクリーニング及びin vivoの効果検討を経て、3年後を目処に新規治療法を確立する。