広大な空間における海馬歯状回の情報表現

• 研究課題/領域番号: 24K10475
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分51010:基盤脳科学関連
• 研究機関: 関西医科大学
• 研究代表者: 林 勇一郎 関西医科大学, 医学部, 講師 (90378737)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2024年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: 海馬 / 空間情報 / カルシウムイメージング / バーチャルリアリティ / 歯状回

研究開始時の研究の概要

海馬には、動物が空間のなかの特定の地点を通る時に活動する細胞が存在し場所細胞と名付けられている。海馬CA1領域のの場所細胞の活動度や場所受容野の大きさには非常に大きなバリエーションがあり、外界の空間は、それら多種の細胞を階層的に組み合わせて表現されると考えられる。一方、海馬の構造的な特徴から、海馬の入力に当たる歯状回ではこれとは異なった情報表現が行われ、相補的な役割を担っている可能性が考えられる。そこで本研究では、歯状回の主要細胞である顆粒細胞とCA1細胞の空間情報表現を比較し、海馬における空間情報処理機構を考察する。