研究課題
基盤研究(C)
中枢神経系ではオリゴデンドロサイト(OL)によって大小様々な神経軸索が髄鞘化されており、関連疾患において小径軸索の髄鞘形成がより脆弱であることが報告されている。一方で、約一世紀前のOL発見と同時に分類された4種類のsubpopulation(I-IV型)のうち、I・II型が小径軸索、III・IV型が大径軸索に髄鞘を形成していることが知られているが、各型OLの機能や多様性の意義は未解明である。本研究では、I・II型OLとIII・IV型OLの細胞死を時期特異的に調整できる遺伝子改変マウスを作製することで、小径または大径軸索の髄鞘形成を制御可能な新規病態モデルの開発を目指す。