研究課題
基盤研究(C)
細胞内および細胞外のオリゴマ―等の凝集体を解離することが蛋白質ミスフォールディング病の治療戦略上有効である。私は近年、エンドサイト―シスにより細胞に自発的に侵入する10アミノ酸程度の反復配列を持つペプチドを複数同定した。この配列を細胞内輸送のための「ベクター配列」として利用し、凝集抑制作用のある配列「凝集抑制配列」を付加した新規ペプチド(細胞透過凝集抑制ペプチド)をデザインする。本研究では細胞透過凝集抑制ペプチドが細胞内に侵入し、オリゴマ―等を解離することによって病態を改善できるか検討する。