研究課題
基盤研究(C)
遺伝性早老症であるウェルナー症候群(以下、WS)は、思春期以降に様々な老化徴候が出現し、促進されるため、ヒトにおける老化のモデル疾患として注目されている。糖尿病、動脈硬化、悪性腫瘍などを若年で高率に発症するが、その早期老化病態の背景にあるメカニズムは不明である。本研究では、ミトコンドリア代謝を中心としたメタボライトの変化が、WSの早期老化徴候におよぼす影響を明らかにし、一般老化と共通する新規老化機序の解明ならびに抗老化治療開発への足がかりとする。