研究課題
基盤研究(C)
現代社会に生きる人はかつてのように食料不足や飢餓に苦しむことはほとんどなくなり、むしろ飽食の現在、成人国民の4分の1は肥満であり、メタボリックシンドロームに悩む人々も多い。蛋白複合体メディエーターは遺伝子の発現の根幹に働くことが知られているが、メディエーターを構成する1つの蛋白MED1の一部分をマウスで改変すると、そのマウスは高エネルギー食で飼育しても肥満になりにくい。本研究はなぜこのマウスが高エネルギー食を摂取しても肥満を回避できるのかを調べ、人の肥満の治療においてヒントを見出すことを目標とする。