研究課題
基盤研究(C)
高齢者摂食嚥下障害は“老年症候群ドミノ”の入り口に位置し、約750万人と推計される認知症者の8割に併存する。重度の摂食困難になると “お楽しみ程度の経口摂食あるいは、ほぼ絶食となるが、“嗜好食”が供されると、重度の嚥下障害にもかかわらずスムーズな摂食が可能であり、周囲を驚かせることが多い。本申請では、現在実証段階にはいっている嗅覚、視覚、聴覚の複合感覚刺激を用いて“食嗜好を利用した高齢者摂食嚥下障害の新たな感覚Dxアプローチ法”を開発し、社会実装を試みる。