| 研究課題/領域番号 |
24K10597
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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| 研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
水野 裕美子 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任助教(常勤) (90991141)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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| キーワード | ANCA関連血管炎 / 顕微鏡的多発血管炎 / 動物モデル |
| 研究開始時の研究の概要 |
ANCA関連血管炎は、肺や腎臓などの小血管の炎症により重篤な臓器障害をきたす免疫難病の1つである。病態の背景には好中球細胞質に存在するミエロペルオキシダー ゼ(MPO)などに対する自己抗体があり、血管内での好中球の過剰活性化の根源と提唱されている。患者では複数種の抗MPO抗体が検出されるが、健常者でも一定数で自己抗体の保持が知られており、血管炎を誘導する自己抗体の特性やそれによる好中球活性化の機序はわかっていない。本研究では、ANCA関連血管炎を発症する抗MPOモノクローナル抗体を取得し、in vitro解析や患者サンプルでの検証を通じて、疾患特異的治療法の発見や薬剤標的探索を目指す。
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| 研究実績の概要 |
ANCA関連血管炎は、白血球の一種である好中球の過剰な活性化で小血管障害が生じる全身性自己免疫疾患である。肺や腎臓などの複数臓器に重篤な炎症を呈するため強力な免疫抑制治療を必要とするが、治療薬の広範な副作用に苦しむ患者が多く、病態解明と疾患特異的な治療が希求されている。病態の背景には好中球細胞質に存在するミエロペルオキシダーゼ(MPO)などに対する自己抗体の存在が提唱されているが、実際に血管炎を誘導する自己抗体の特性や病態誘導機序は不明な点が多く、正確な病態把握への障壁となっている。血管炎の発症や増悪を直接的に誘導する抗 MPO 抗体の発見とその詳細な解析は、ANCA関連血管炎における好中球活性化と血管炎誘導機構の解明と、新規治療法の提案に繋がる可能性がある。 本年度は、既報のANCA関連血管炎マウスモデル(J Clin Invest 2002)を参考にして、MPO欠損マウスにMPOタンパクを免疫することで抽出した抗MPO抗体を取得し、これらの候補抗体をマウスに投与してin vivoで血管炎病態を誘導できるかを検証した。血管炎の病勢は主に腎臓で評価し、検尿所見や腎組織所見を確認している。現在、再現性をもって安定した血管炎病態を誘導できるかの検証を行なっている。今後、病態誘導に成功した抗MPO抗体の解析から、抗体の特徴解析やin vitro評価、患者検体との比較を経て、ANCA関連血管炎の病態解明を目指す。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
抗MPO抗体を取得し、in vivoで血管炎病態を誘導できるかの検証を行う段階に進めている。
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| 今後の研究の推進方策 |
In vivoで病態誘導に成功した抗MPO抗体を用い、in vitroで好中球へどのように作用するかを調べていく。さらには、得られた知見と当研究室で収集している臨床情報との相関を検証する予定としている。
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