研究課題
基盤研究(C)
終末期の希望を専門家と話し合いながら家族・友人と一緒に考えるアドバンス・ケア・プランニング(ACP)が益々重要となっている。本研究はこれを推進する①日本の文化・制度を考慮した独自アウトカムの妥当性②ACPを支援するゲーム形式の意思決定支援ツール(DA)の効果を検証することを目的とする。第一にシステマティックレビューを行い、既報のデータから①②を支持する科学的根拠を包括的に検証する。次に、地域在住の高齢者を対象にDAを利用したACPを実施し、その効果を検証する。同時に、患者を対象にACPの経験と独自アウトカムの達成状況を調査し、本人希望と実際に行われたケアの違い、満足度を評価する。