研究課題
基盤研究(C)
本研究では筋萎縮性側索硬化症(ALS)の運動症状発症前からの代謝異常を特に脂質代謝に注目し解明する。遺伝学的背景の明らかなALS患者由来-多能性幹細胞(ALS-iPSC)から分化誘導したALSモデル細胞を用いた網羅的脂質(リピドーム)解析を発端とし、経時的な脂質代謝変動を明らかにすべく発症前超早期からのALS動物モデル試料、さらにはALS患者生体試料をもちいた検証を重ね、その分子基盤を解明し、発症/進行抑制に有効な分子標的を発見する。